→個人がデジタルコンテンツを販売できるサイトを模索した結果 : ライティングさん
このページがそこそこアクセスされてるみたいなんですけど……
今読み返すと、自分の右往左往しましたーっていう単なる日記のような経緯と、自分で調べた結果の情報まとめと、どっちつかずでまとまりのない記事になっていました。
情報は情報で他人の記事から少し参考にさせていただいた部分があったりしますしね。
しかも私が参考にした当時は全文公開されてたんですが、今確認したら一部有料になってました。

そこで、今回は全部自分で調べて、情報をまとめてみました。
前回は扱えなかったサイトとかもあったり、あと、前回扱ったけど今回扱っていないサイトに、DLsiteがあります。
同人色の強いソフトウェア販売には強いサイトと紹介しましたが、同人作品をダウンロード販売できるサイトは他にもあり、それらまで網羅するとちょっとわたし頭がパンクしそうだよぉっなので割愛させていただきました。
調べていくうち、Dropboxからデータを販売できるサイトというちょっと画期的で面白そうなものもあったのですが、リンクが死んでいました。私が出会う前に既にサービスを終了していたようです……

note
https://note.mu/

「デジタルコンテンツ販売」というよりも「投稿作品に値段をつけられるSNS」といった感じ。ブログで言う「続きを読む」の先を有料に設定するなどの使い方。アップロード場所を別に用意すれば、テキストの有料部分にダウンロード用URLを書いて誘導する形で、どんな形式のファイルでも販売可能になる。後述するBorlRollと合わせて使うことを推奨したい。

売れるもの
別の場所にアップロードをしておいて、テキストの有料部分にURLを記載すれば、理論上はどんなファイルでも可。

商品の価格設定:100円~10,000円(プレミアム会員は上限50,000円)

コンテンツ購入支払い方法
クレジットカード決済
携帯キャリア決済(制限あり)

売り上げから引かれる手数料
サービス利用料:10%
決済売り上げから引かれる手数料:クレカ5%/携帯キャリア決済15%
合計15%~25%

売り上げ受け取り方法:銀行振り込み

最低振り込み金額:1,000円

売れるの?
サイトにコンテンツを置いてただ客を待っているだけでは売り上げにつながらない。自分で客をつかめる人が販売する手段として使われる場所。

BOOTH
https://booth.pm/

「グッズの製作販売」を支援するサービスの方が目立っているが、「ソフトウェア」などのカテゴリーもあり、同じソフトについて無料版と有料版をひとつのページで扱えるなど、デジタルコンテンツのダウンロード販売環境も充実している。

売れるもの:zipを扱えるので何でも可

商品の価格設定:自由入力

コンテンツ購入支払い方法
クレジットカード決済
銀行決済
コンビニエンスストア決済

売り上げから引かれる手数料:3.6%+10円

売り上げ受け取り方法:銀行振り込み

最低振込み金額:5,000円

売れるの?
pixivと連携していることがウリのサイト。イラスト関連であれば、実力さえあれば新作イラストをpixivにアップロードするたびに新着で人目につき、ファンを増やすチャンスが得られる。ファンが増えればBOOTHに商品を並べるだけで新製品販売のお知らせが発信される。

デジコンカート(エントリープラン)
http://haishin.tv/dccart/

※現在、新規登録を停止しているようです

商品を紹介するサイトへ来た客が、購入手続きをするときに利用する「商品販売ページ」を作成するサービス。無料のエントリープランの場合、容量は1GBまで。

売れるもの:zipを扱えるので何でも可

商品の価格設定:300円~100,000円

コンテンツ購入支払い方法:クレジットカード決済

売り上げから引かれる手数料:25%

売り上げ受け取り方法:銀行振り込み

最低振込み金額:3,000円

売れるの?
販売サイトへ購入者が訪れて一覧から商品を選ぶという買い方はほぼありえない。自サイトへの集客の末、いざ購入手続き、というときにその手間を代行してくれるサービスにすぎない。

STORES.jp(フリープラン)
https://stores.jp/

ネットショップの開設をサポートするサービス。利用者にはモノを売るショップが多いが、ダウンロード販売のアドオンもあり。

売れるもの:zipを扱えるので何でも可

商品の価格設定:自由入力

コンテンツ購入支払い方法
コンビニエンスストア決済
クレジットカード決済

売り上げから引かれる手数料
5%
プロモーション機能経由で売れた場合さらに+10%

最低振込み金額:情報なし

売り上げ受け取り方法:銀行振り込み

売れるの?
プロモーションスイッチを利用することで、サービス側が提携している大手サイトへ、商品が掲載されるようになる。自力で集客できない人でも、大きな広告効果が期待できる。

BASE
https://thebase.in/

ネットショップの開設をサポートするサービス。利用者にはモノを売るショップが多いが、ダウンロード販売のappもあり。購入者が購入コンテンツを繰り返しダウンロードできるのは3回まで・3日以内という制限があり、バージョンアップのあるソフトウェアなどの販売には向かない。

売れるもの
zipを扱えるので何でも可
1KB~1GB

商品の価格設定:50円~500,000円

コンテンツ購入支払い方法
クレジットカード決済
銀行振り込み
コンビニエンスストア決済
pay-easy決済

売り上げから引かれる手数料:3.6%+40円

最低振込み金額
なし
(2万円から手数料0円)

売り上げ受け取り方法:銀行振り込み

売れるの?
ショップを作るサービスなので自分で自分のショップに集客できなければ売れる見込みは薄い。ネットショップで売るためのノウハウを学べる「BASE U」というコンテンツサイトで一応のフォローあり。

gumroad
https://gumroad.com/

開始当初は、ファイルそのものは他の場所に自分でアップロードする場所を確保する必要がある「URLを売るサービス」であったが、現在はファイルを直接扱うようになっている。日本語対応したとはいえ言語に日本語を選択してもほとんどの文章が英語のままなど、翻訳面の不備も多い。問い合わせもすべて英語でする必要がある・金銭の単位がドルであるなど、日本人にとっては大きめの壁がある。

売れるもの:zipを扱えるので何でも可

商品の価格設定:5$~

コンテンツ購入支払い方法:クレジットカード決済

売り上げから引かれる手数料:5%+25セント

最低振込み金額
なし
(2週間ごとに振り込み)

売り上げ受け取り方法
PayPal
銀行振り込み

売れるの?
購入希望者がgumroadを開いて、そのトップページから欲しいものを探し、購入。というかたちは、まず期待できない。自分のコンテンツに対する集客ができる人が、販売をするため手段としてのサービス。

easypay
https://easypay.jp/

※2018年末に新規会員登録を中止する予定であったところ、中止を中止し継続しているようです。

販売したいファイルをアップロードすると、商品データとカード決済を紐付けたURLを発行するのみの単純なサービス。シンプルなわかりやすさが魅力だが、複雑な仕様を排除した分、不便な点もある。

売れるもの
zipを扱えるので何でも可
150MBまで

商品の価格設定:50円~99,999円

コンテンツ購入支払い方法:PayPal

売り上げから引かれる手数料
1カ月の売り上げの5%
商品の3.6%+40円

最低振込み金額
1円~
(売り上げが発生すると即入金)

売り上げ受け取り方法:PayPal

売れるの?
販売の手間を引き受けるのみのサービスなので、発行された販売URLを自分でTwitterなどで拡散するなどの営業が必要となる。購入者の支払いもPayPalのみというのがネック。

URLを販売するサービスと組み合わせて使えるデータ置き場の候補

AxfcUploader
http://www.axfc.net/uploader/
通称「斧」。古くからある有名なアップローダーで、利用にログインを必要としない。パスワード設定やダウンロード回数・期間設定が可能。データサイズによってアップロード先の板を選択するシステム(現在は入り口がひとつで自動的に振り分けられる)で、最大の板は「1.5GB~」という記述があるため、実質サイズ無制限?

Bowlroll
https://bowlroll.net/
SNSアカウントと紐付ログインで、対応SNSはTwitter・Facebook・GitHub。パスワード設定やダウンロード回数・期間設定の他、「指定URLからのアクセスのみ許可」という設定ができる。データサイズは300MBまで。

uploader.jp
無料アップローダーレンタルサービス。1アカウントにつき10個まで自分専用のアップローダーを持てるので、幅広いジャンルで活動する人・コンテンツ数が多い人向きかも。データサイズは1ファイルにつき100MB・1アップローダーにつき合計1,000MB・1アカウントにつき合計10,000MBまで。

各種オンラインストレージサービス
Google ドライブ https://www.google.co.jp/drive/
自分のPCのハードディスクと同期させることができるため「アップロードする」手間が省ける。それぞれ無料プランでの総合データサイズ上限が定められているが、1ファイルのデータサイズに制限はないので、大きなデータをダウンロードさせるには向いている。

ameroad
http://ameroad.net/

gumroad登場時に「日本人が気軽に利用できるように」と日本人が始めたサービス。名前の由来は「ガム」に対する「アメ」。gumroadが早い段階で日本語に対応したので存在意義をなくしたかのように思われがちだが、購入時の支払い方法に独自のシステムであるアメポイント(ameroadで販売した売り上げをそのままポイントとして購入に当てられる)や、気軽なウェブマネーを選べるなど、他のサービスにはあまり見られない利点もある。

サービス終了します

DLmarket
http://www.dlmarket.jp/

コンテンツ購入の支払い方法には独自のポイント「DLコイン」が選べる。提携するサイトで会員登録をしたりクーポンを利用するなどの行為で無料でコインが得られる仕組みがあり、金をかけずに有料コンテンツを購入したい客が集まる場になっている可能性あり。JASRACなどの音楽著作権管理団体と契約しており、著作権のある音楽に関するデータも扱える点も集客に一役買っている。

サービス終了しました

デジタルコンテンツ販売のために利用するサービスを選ぶ基準は、どこを重視するかは人によってさまざまだと思います。
私は前回の記事でも触れたとおり、無料でさえダウンロードして使ってくれる人なんてそうそういないのに、有料となるとますます少なくなる。そのうえ、せっかく買ってくれようとした購入の段階で購入者に「面倒だな」と思わせるようなことがあれば、それだけで簡単に客を失う可能性がある。そう考えています。
私がなにより重視するのは「チャンスロス」です。
「面倒」と感じさせるポイントはふたつ。販売サイトに購入者アカウントとして会員登録する必要があるかどうか。そして、支払い方法はどれだけ選べるか。
「売れるの?」という項目を作って比較してみたものの、結局どのサイトも「自分で集客できる人間が利用するなら便利」なシステムを提供するものであって、集客まで込みでサービスしてくれるサイトはナイといって良いでしょう。

こうしてさまざまなサイトのサービスを見比べたとき、やはり私が愛用しているameroadは強いという印象をかためました。
Twitterアカウントがあればすぐに購入手続き可能、支払い方法はウェブマネーという手軽な方法を選べる点は強いです。
さらに、もし購入者がameroadを販売者としても利用しているならば、自分の売り上げのうちまだ自分の口座へ振り込まれていない金額をそのままアメポイントとして購入代金に当てることができる点も大きいといえるでしょう。
そして、販売手数料が0円という点も販売者にとってはうれしいシステムです。

私が前回、ちょっとした勘違いから利用をとりやめたDLmarketですが、こちらもなかなか良いサービスでした。
前回調べたときには、購入者アカウントとして会員登録をする必要があると思っていましたが、Twitterアカウントやfacebookアカウントでのログインもできるシステムになっていたうえに、支払い方法はameroadよりも多彩です。
なにより、支払い方法の選択肢のひとつ「DLコイン」の存在は非常に大きいです。
提携サイトの利用により、無料でコインがたまる、いわゆるポイントサイトのシステムを導入しているので、販売者は販売コンテンツの代金を現金で受け取ることができるのに、購入者は現金を支払わずにコンテンツを入手する選択肢を持っているのです。


ちなみに、有料のネットショップ作成サービスなんかではもっといい機能があったり、集客を自分でできない人でも売れたりするのかもしれませんけど、今回は全てサービ ス利用料が無料のサイト、もしくは有料コースもあるけど無料コースもあるサービスでの無料コースのみ、を比較しております。

時間が経過するにつれ、だんだんと状況が変わってくるので、ちょこちょこ修正を加えています。
最終更新日:2019/08/12

※最低振り込み金額はこちらから何らかのアクションを起こさなくても売り上げがその金額に達したら自動的に振り込まれます、という性質のものがほとんどで、その金額に達していなくても申請をすれば振り込まれるというサービスが多いです。