→日本語文章校正ツール - フリーで使える表現チェック・文字校正支援Webツール
が応答しなくなって数日、復帰する見込みがないので、何か別のツールを探していて、良いものを見つけました。

→Tomarigi(校正・推敲支援ツール) | PaWeL:日本語表現法開発プロジェクト-青山学院大学-
ダウンロードして起動しなければいけないので、Webツールと比べるとちょっと面倒ですけど。
以下にリンク先の説明文を引用します。
Tomarigiは、作成した文章表現を改善していく際の気づきを誘発することを目的としています。

作成した文章に対して解析し、誤り候補を抽出し、その詳細情報や修正候補などを表示します。

文章の解析には形態素解析ツール(Mecab)、係り受け解析ツール(Cabocha)を採用しています。これらのツールで複数の文からなる文書を1文ごとに切り分け、形態素情報・文節情報・係り受け情報を構造的に変換します。
この解析結果に対して、文章を執筆する際の定型的な校正ルールを適用し、誤り候補を指摘します。

校正ルールはプラグイン形式となっており、個々のルールの適用の有無、ルールの追加などを容易にしています。
私がライティングさんの校正機能でやりたかったことがほとんどこのソフト1本でできてしまいます。
そして解析にかかる時間も、まあそこそこ待ち時間ありますけど、ゲージで表示されるのでさほど不安がない。
ライティングさんの砂時計中って表示関係一切いじれてないからなあ……w



そして、このサイトには他にも便利ツールがいくつか紹介されていました。

例えばこれ
→ComiQlip(文章見直し支援ツール) | PaWeL:日本語表現法開発プロジェクト-青山学院大学-
は、文章を音読することで目でぱっとみたときに気付きにくい間違いに気付くとかそういう効果を狙ったソフトなんですけど、まあ普通に読み上げソフトと考えて差し支えないんじゃないだろうか。

文章の校正に読み上げを活用できるんじゃないかって発想は、一応私にもあったんですよ。
これ
→お、おい……草稿の練り直しにテキスト読み上げ合成音声が使えるんじゃないか……? : MONOTONE
は、私がライター仲間とやっているブログで書いた記事です。
で、ライティングさんにも、記事かきながら、ボタンひとつで本文を全文読み上げたり、選択部分だけを読み上げたりといった機能を盛り込みたいと、途中までは実装しかけたんですけどね。
アクエストのDLLが使えたんですけど、やっぱり棒読みでしかないんですよ。
とても校正に使うに耐えうる読み上げクォリティじゃなかった上に、校正機能なんか比べ物にならないくらい操作不能時間を生み出しちゃうので、そのバージョンはお蔵入りになりました。

私程度の一般人が考え付くようなことは、専門機関で研究している方々なんかはとっくに考えていた……
でも、同時に、私はその機関の研究をぱくったのではなく、自分の中から独自に、研究機関の人々と同じ発想を生み出していた。ということをちょっと誇らしく思いました。



これ
→Hinako(文章構造理解支援ツール) | PaWeL:日本語表現法開発プロジェクト-青山学院大学-
は、ボタンひとつで要約文を作り出すソフトとしてちょっと期待してダウンロードしてみたものの……
元の文章が、段落ごとに1文字下げの形式で書かれていなければならず、要約のための抽出部分を自動判定にすると、ほぼ段落の一番最初の文章をそれぞれ抜き出しているだけみたいな状態だったみたいです。
うーん、やっぱりさすがに完全自動で要約は機械にはまだ無理か。